金貸しの金利ってどのくらい？金利と利息の関係性を例とともに紹介！

金貸しからお金を借りると、金利に則って利息を支払わなくてはなりません。

つまり、借りた金額＋利息を支払って初めて完済、となります。

「金利はどうやって決められているの？」
「金利、利子、利息…何が違うの？」

と悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。

そこで本記事は、金貸しの金利や利息の仕組みなどを詳しく紹介していきます。

合わせて代表的な金貸しの金利もチェックしてみましょう。

これを読めば、金利のことを理解でき、より計画的な借入につなげられます。

これから金貸しを利用しようと思っている方や、すでに利用している方はぜひ参考にしてくださいね。

金貸しの金利はどうやって決められている？

金貸しの金利は法律によって決められています。

利用する金融機関や借金の種類によって適用される金利が異なるため、しっかりと理解しておく必要があるでしょう。

ここからはどうやって金利が決められているのか、一般的にどれくらいの金利が設定されているのかをみていきます。

利息制限法に基づいて上限金利が設定されている

金貸しは「利息制限法」という法律に基づいた上限金利を設定しています。利息制限法とは貸付金額に応じて金利の上限を設ける法律。

具体的には次の表のとおりとなります。

消費者金融の場合だと、多くは借入限度額10万円以上に設定されるため、上限金利である18.0％が適用されるケースがほとんどです。

契約したばかりの段階は、ほぼ全員が上限金利18.0％になります。

利用実績などに応じて金利が引き下げられることもありますが、最初は上限金利が適用されることを覚えておいてくださいね。

一般的な金貸しの金利はどのくらいなのか？

ここからは消費者金融および銀行カードローンの金利をみていきましょう。

まずは大手消費者金融4社の金利から。各社の金利をまとめると次の表となります。

このように、各社ともにほぼ18.0％が上限金利となっているのが分かります。

唯一プロミスが17.8％を上限金利に設定し、他社との差別化を図っているのが見て取れますね。

続いて、銀行の金利も見ていきましょう。

このように、銀行カードローンは上限金利が14％台にまとまっているのが見て取れます。

消費者金融と比べて低めです。

できるだけ利息を小さく抑えた借入を目指すなら、消費者金融よりも銀行カードローンを選んだ方が良い、と判断できます。

しかし銀行カードローンは消費者金融よりも審査が厳しい傾向にあり、また即日融資に対応していないなどデメリットも。

どちらにも一長一短があります。

利息制限法によって実は遅延金の利率も決められている！

金貸しからお金を借りると、支払期日までに一定の金額を支払わなくてはなりません。

もし支払いに遅れてしまうと「遅延損害金」を支払う必要が出てきます。

この遅延損害金は利息制限法によって利率が決められており、具体的には法定利率の1.46倍が上限となります。

貸付金額および支援後の適用金利を表にまとめると次のとおりです。

しかし消費者金融や銀行の損害遅延利率をみてみると、多くは20.0％に設定されていることがほとんどとなっています。

上記表の適用金利はあくまでも法律上、上限額として設けられる数値であり、実際には各社で適用利率が異なるので確認しておきましょう。

わかりにくい！金利、利子、利息の違いをわかりやすく解説！

冒頭でも紹介したように、金貸しからお金を借りると「借入額＋利息」を支払わなくてはなりません。

そこで出てくるキーワードとして次の3つがあります。

これらの違いがはっきりと分からないため「お金を借りるのが怖い」「どれくらい請求されるの？」と不安になるわけです。

これらの違いを理解できれば、毎月の返済額やトータル返済額を計算できるようになり、不必要に恐れることはなくなります。

ここからは各キーワードの詳細を解説していきましょう。

金利

金利は貸し付けた資金に対する利子利率のことです。

金貸し各社はあらかじめ借入額に対する金利が決めています。

例えばアコムなら3.0％～18.0％の金利で運営しています。この金利をベースに利息の計算を行う仕組みです。

利子

お金を借りた人（債務者）が、元本（借りたお金）に加えて支払うお金を利子と言います。

後述する利息と同じ意味で使われていることが多く、あまり深く考えなくても大丈夫。

違いは後で詳しく説明します。

利息

お金を貸した人（債権者）が元本に追加して受け取るお金のことを利息と言います。

「お金のレンタル料」だとイメージすれば分かりやすいでしょう。

「10,000円貸す代わりに、毎月500円のレンタル料を払ってね」といった具合です。

利息を計算するために「金利」が必要に。計算方法は後で詳しく解説します。

「利子」と「利息」の使い分け

両者の使い分けは次のとおりです。

お金を借りる側と貸した側で呼称が異なるわけですね。

それぞれ厳密に使い分けられているわけではなく、一般的には「利息」で統一されている傾向にあります。

なので「利子＝利息」と考えて差し支えありません。

金利が18％だと利息は〇円かかるの？簡単な例を紹介！

ここまでで金利によって利息が計算できることが分かりました。

具体的な計算方法は次のとおりです。

借入残高×金利×借入日数÷365＝利息

利息は日割り計算で算出されるため、365日を割って算出します。当然閏年は366で割らなくてはなりません。

それでは返済のシミュレーションの例を1つ紹介します。

利息例

10万円借りた場合、利息は8,429円かかってきますが、10ヶ月で返済することが可能です。

単位：円
アコム　返済シミュレーション　

上記したように、借入日数に応じて利息が変化するため、返済回数・毎月の返済額によって発生する利息の金額は上下します。

また人によっては追加借入することもあるでしょう。

各金貸しの公式サイトに返済シミュレーションが設けられているため、そちらを使ってシミュレートすることをオススメします。

無利息期間がある金貸しを選べば金利が0で借りられる！

「無利息期間」が設けられているところもあり、これを活用すれば金利0で借りられます。

該当する金貸しは以下の3社です。

ただし無利息期間を利用するには条件を満たしている必要があります。

各社で条件が異なるため、事前に確認しておいてくださいね。

法外な金利を設定している金貸しには注意しよう！

上記したように、法律で金利の上限が決められています。

にもかかわらず、法外な金利を設定している金貸しも存在しているため注意が必要です。

それが「闇金」と呼ばれる人たち。

例えば10万円以上の借り入れなら金利18％が上限となるはずなのに、金利20％、30％…ひどいところだと100％を超えることも。

闇金はあの手この手で次々とお金をむしり取ろうとします。1度でも関わると厄介なことになりかねません。

金貸しを利用する際は、誰もが知っている大手消費者金融か銀行を選ぶのが無難です。

まとめ

ということで今回は金貸しの金利とは何か、各社の設定金利、そして利息の計算方法などを紹介しました。
ポイントを振り返ってみましょう。

以上3点が本記事の要点となります。

「金利とか利息とか良く分からない」
「結局利息はいくら払えばいいの？」

といった方は、この記事を参考にして、適用される金利と利息を知り、計画的な返済計画に役立ててくださいね。